2014年7月13日日曜日

第5回発表会

HさんのKUMONなどの英語塾や英会話教室の教師

いろいろと何を調査するのか迷っている様子が分かりました。それっていうのは無駄のような気がしますが、けっこう大切なことです。最終的に行き着いたのが、こどもへの英語教育でした。身近にいたKUMONで教えている人に聞いてみました。質問はあまり深い質問ではありませんが、KUMONを知る意味では重要です。KUMONは世界的にもLiteracy教育で知られています。興味ある人はウェブを見てください。

KUMON

そこに、次のようにKUMON METHODを説明しています。

Learning How to Learn

Kumon is an academic program like no other. Instead of passively receiving instruction from teachers or tutors, Kumon Students actively develop self-learning skills. Here’s how.

Each student progresses at his or her own pace through an individualized program of worksheets carefully planned by the Instructor.
Students do daily assignments that take about 30 minutes per subject— in two sessions a week at the Kumon Center, and the other five at home.
Step by logical step, students steadily build a solid grasp of math and reading, and become more confident and motivated with each worksheet solved.

「学び方を学ぶ」ということです。

教師の役割については

The Kumon Instructor

The Kumon Instructor guides, assesses and encourages your child every step of the way. The Instructor is also there to support you as well – providing open communication throughout your Kumon experience.

教師の役割は、案内、評価、励まし、です。

調査のポイントは、英語でそれがどのようにできるのかということでしょうね。問題もあるでしょう。

さらに、他の塾や英会話を調べてみるということですが、私は、KUMONだけにしぼってもっと深く考えてみるのがよいと思いました。いずれにしても、うまくまとめようとせずに、実態を的確に理解することがよいと思います。

調査内容はおもしろいので期待します。

Nさんの母校の教育と外国から留学生などの影響

私は、N さんの母校の教育に興味を持ちました。日本の教育も様々な取り組みをしているんだなと感じました。英語圏へ行ってそこで教育を経験する、外国から留学生や英語が堪能な編入生などを受け入れ、生徒の学習環境を活性化しようとかなり努力していて、いい学校だと思いました。

Nさんの母校だけではなく、他の人たちが卒業した学校などの話を聞くと、各学校とも様々に努力してよい教育をしているということが分かります。また、学校によってけっこう違うということが分かるのですが、大学受験や部活動などに関する目的は共通しているかもしれません。もっと多様な進路や活動があってもよいかもしれません。

Nさんは母校の先生にインタビューしました。とても熱心なよい先生だと思います。教育は先生あって成り立つものですが、先生があまり前面に出ないほうが学校は活性化するように思います。Nさんの母校はたぶん教師と生徒の関係が近く、互いに信頼が厚いのかなと思いました。

さて、それはそれとして、調査の方ですが、先生にもっと深くいろいろと質問できればおもしろいと思いました。外国人留学生を受け入れる際の苦労、もっとこうしたいなどの展望、外国人生徒との日本の生徒との交流、英語教育への効果、他教科を英語で教えるなどの可能性、大学受験との関連性、中高一貫の課題など、本音が聞けるとよいと思います。

それが無理であれば、Nさんは卒業生ですから、Nさんの経験をもとにした留学生の意義、留学の意味などを再度考えてみてはどうでしょう。あるいは友人に聞いてみてはどうでしょうか。

あまりきれいにまとめようとせず、外国からの留学生についての教師の意図と実際の生徒から見たその意義を考察してみてはどうでしょうか?私はその点をもっと知りたいと思います。

Yくんの教師の役割

Yくんの発表はとても上手で、まとまりを持っていました。背景もきちんと理解し、リサーチ方法の観点もよくできています。うまくまとめられると思います。

教師の役割というのは、結論がありそうでないかもしれません。多様な結論があるでしょうね。歴史的、社会的、経済的、文化的などを考慮すると大きなテーマです。教師の定義がかなり幅が広いし、英語教師という括りもかなり広いからです。


この授業は一応、中高の教員養成課程に関係する内容と関連するので、その点から英語教師を考えると、次の法的な定義をベースに考える必要があります。

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法律に定める学校の教員は、全体の奉仕者であつて、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。(教育基本法)

教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない。(教育公務員特例法)
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Yくんが言う「教師は学び続けなければならない」というのはその通りであり、それだからこそ教師は面白い仕事だとなります。また、教師は「全体の奉仕者」とされるので、生徒の学習などの支援をし学習意欲を喚起することが大切となります。

大学進学率のデータなども示し、教師を大きく捉えていますが、私個人としては、このような発表を受けて、教育実習での実際教師体験を重ねることにより、中学や高校での英語教師の役割とその問題点などを論じてはどうかと思います。果たして教師は学び続けることができるのか?あるいは、何をどう学ぶのか?など。

この授業は、当初言いましたが、teacher research(教師によるリサーチ)をテーマとしています。教師は考えること、探求すること、省察することなどを通して、自身の力量を高め、よりよい授業をしていくことが大切です。そのためにはどうしたらよいのかを、Yくんの考えで述べてもらうとおもしろいと思いました。

以上、来週、発表する人も含めて、間違いを恐れず、小さくレポートをまとめようとせず、結論はなくてもけっこうですから、大胆な観点を一応のデータなりを示すことで論じてください。テーマはとてもおもしろいものばかりなので期待しています。





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